2014/03/21

3月21日

本番初日。朝6時に起きて設営の続きと練習。スターバックスでバナナを二本とコーヒーを買う。あまり食べていないせいなのか手を見ると、爪の根元の皮膚がめくれて今にも破れて血が出そうになっている。10時に女子高生、ジィエが来る。スカイプを通して梅田くんが現場の様子を見ながら李さんと打ち合わせをしている。李さんがマイクを持って画面に写り込んでいる画が可笑しい。現場に駆けつけたリポーターのように見える。僕は設営でいっぱいいっぱいで、ついつい彼女を放って置いて練習に没頭してしまう。途中で梅田くんからそのことを心配する連絡があり、ようやく一緒に段取りを練習し始める。韓国語の指差し単語帳を使って、真似して、と伝え、僕は彼女の装置と自分の装置を行き来しながら装置を動かしていく。途中でスカイプ越しに短い悲鳴が聞こえて、中継が途切れた。後で聞けば、僕らが練習している様子を見て感極まって泣き出してしまったのだそう。こちらはそれどころではないから、笑ってんのかな、ぐらいにしか思っていなかった。12時過ぎに小学生、ヒョンジュンが到着しご飯を食べに行ってもらうあいだに、僕はセッティングを準備して、戻ってくると開演直前、キッチンタイマーのセットと段取りを伝えるのでやっと。とりあえず真似して、と伝え、スカイプ越しにに梅田くんから失敗も成功もないのだと念押ししてもらう。出てもらえただけでもありがたい。本番はまったりした時間が流れていた。ヒョンジュンは一回見ただけでよくこれだけ出来るものだ、というくらい段取りをこなしていく。キッチンタイマーのトラブルはあったが怪我もなく無事に済んでよかった。でも正直なところ惜しいライブだった。もうほんの少し要素と要素が引っかかるだけでいい。しかしいきなり参加させられたヒョンジュンは何だと思っただろうか。彼の中でどんな時間が流れていたのだろう。きっと訳がわからないなりに何かを理解していたに違いない。後で思い起こして面白がってもらえたら幸せだ。四階のテラスでドンユンに通訳を頼んでジィエ、梅田くんとミーティング。明日に向けてまだやることがあるけれど一息ついた。夜は江南に移動してLIGの劇場で次の次の作品の打ち合わせ。カンナムスタイルの江南。僕は政府が雇ったギャングが屋台を破壊しているというニュースを聞いていた。劇場で待っているとコさんが現れる。驚くと、今日の打ち合わせで僕の通訳を務めるために呼ばれたらしい。少しデリケートな話なのだそう。なぜ僕にこの話が来たのか訝しんでいた所があったので、察しがつく。コさんに、残さんの作品はとても良かったと伝える。ニ年ぶりに会うウーさんは全身イッセイミヤケで、同じイッセイミヤケに身を包んだとあるプロデューサーのことを僕に思い起こさせた。少し劇場を案内してもらってからジェィフィ、ウーさん、コさんとミーティング。なぜ今頃?僕に?案の定、、、な話だったがコンセプトの面白さに惹かれて引き受けることにした。楽しみ。スンデクッパをご馳走してもらい、タクシーでムンレに戻る。僕は昨日も今日もほとんど食べていなかったので料理にガッツいてしまい、少し向こうがヒく様子を感じていた。タクシーの中でコさんに、ムンレで見た歌の作品について話す。彼女もあの作品を気に入っているのだそう。サウンドライブトーキョーで呼ばないだろうか。