2014/04/05

4月5日

本番一週間前。午後一時半でリハーサルは終了し、Jeeaeはソウルへ。僕はエリックに書いてもらったワインメモを手にデパートを歩いて回る。探していたワインが見つからなかったので、アリョンさんに韓国語でノートに書いてもらった“ルーマニア人の友人に、誕生日プレゼントに送るワインを探しています。50000〜60000ウォンでオススメはありますか”のメモをデパートの店員に見せると、59000ウォンのチリ産を持って来たので購入する。1人、如何にも金持ちそうな雰囲気の男性が自ら選んだワインを何本も購入していて、デパートの外に出てから、彼に相談するべきだった、と思う。何かパフォーマンスでやり残したことがあって反省しているのと同じような気持ちで、とぼとぼ歩く。cafe e ciboに行くと、セルジュとフィリップが食事をしていたので、はいこれっ、とテーブルにワインをポイと置いて、カウンター越しにエリックに向けて親指を立てる。ここまでは良かったのだけれど、セルジュが店内で包装を解いてしまったために、エリックには教えてもらったものと違うワインを買って来たことがわかってしまって、悪いことをしたような気分で落ち込む。さっきのデパートでの買い物も、プレゼントを渡す段になっても、つくづく詰めが甘い。散々な本番後のような気分。何か注文して食べたけれど味を覚えていない。エリックにワイングラスを二本借りて、セルジュ達の部屋の前に置いてから、どうしても今日はエリックに教えてもらったワインを見つけなければいけないような気がして、西面のロッテデパートへ向かう。駅から簡単にデパートへ入れるはずが、今日に限って入口が見つからない。地図を見てこの辺、とあたりをつけて向かうとまったく別の場所に出ている。一時間半、同じ道を何度も行ったり来たりしているうちにどんどん落ち込んで来る。今までの良くないこともたくさん思い起こして謝りながら歩いている。ようやくたどり着いたロッテデパートでも探していたワインは見つからず、気がつけばジョンエさんと演劇を見に行く約束をした時間になっている。せっかく予約してもらったのだけれど行けそうにないので、キャンセルをして、それで気が済まないので劇場前まで地下鉄で出かけて行ってジョンエさんが出てくるのを待つ。終演後、LIGに戻って六月の作品に出演予定のダンサー達と面談。三人。年齢は僕とほとんど同じで、スケジュールがタイトなのが心配だけれど上手くやれそう。ジョンエさんに少し通訳を助けてもらう。お礼に近所でカムジャタンをご馳走する。久々に熱くダンスの話をした。自分でもびっくりするくらい。ジョンエさんは自分の気に食わないことや、興味のない話になると、挑発するような話ぶりになるので、こちらもそれに乗っかって熱くなった。楽しい夜だった。